福島 正伸
きこ書房
発売日:2008-03-28

仕事を面白いものにする、仕事を通して感動を得るための5つのポイント。
①仕事の意味を考える
②ものごとを前向きに受け止める
③自己原因で考える
④自分の可能性を信じて、自分らしくやる
⑤目指すことを、あきらめない


考え方を変えるというのは、気づくことなのです。
気づくことで、実践することができるようになります。
実践することで、実感することができるようになります。
そして、実感することができれば、習慣にすることもできるようになります。

そもそも、仕事には決められた役割があったとしても、決められた意昧があるわけではありません。そこに関わる人が、その人にとっての意昧を付け加えていくことが自由にできるものなのです。
自分がわくわくする意味を付け加える。それによって、仕事はいくらでも楽しいものに変えることができるようになります。

「この仕事に、どんな価値があるのか?」
「この仕事によって、誰が喜ぶのか?」
「この仕事は、社会とどのように関わっているのか?」
「この仕事がないとすれば、会社や社会にどんな問題が起こるのか?」
「この仕事の、楽しさとは、どのようなところにあるのか?」
「この仕事で、感謝されるようになるためには、どのように取り組めばいいか?」
「この仕事に、どれだけたくさんの人が、どのように関わっているのか?」
「この仕事に、取り組む自分の姿を、子供達が見てどう思うか?」

チャンスにできない出来事はありません。チャンスにしなかった人がいるだけです。


どのような出来事も自分の受け止め方によって、その後はまったく違った結果になります。
この受け止め方というのは、性格ではなく選択です。
人はいつでも自分の意思によって、どのような選択をするかを決めることができます。もともと考え方とは、生まれながら身につけてしまっているものではなく、その都度、自分で自由に選択することができるものです。
そして、その選択の習慣化が、その人の人生になります。


残念ながら、ありとあらゆることをやった人、万策を尽くした人は、いないはずです。
手法は無限にあるからです。どんなに万策を尽くしたとしても、新たな方法はいくらでも考え出すことができます。それらに取り組んでいるうちに、いつか目的を達成してしまうことでしょう。
つまり、ありとあらゆることをやる前に、成功してしまうはずです。ですか
ら、ありとあらゆることはできないのです。
不可能と思うことはあっても、不可能はありません。「行き詰った」のは、錯覚にすぎないのです。