PHP ポケットリファレンス

[改訂版] PHP ポケットリファレンス
[改訂版] PHP ポケットリファレンス
大垣 靖男

レイアウトに凝りすぎたかも?

私はSpencer K Ogawa氏の著書と本書の前の大垣氏のポケットリファレンスで、PHPのスタートを切りました。

以前の版(PHP3と4)が非常にシンプルで見やすかったので、今回は、ほぼ無条件での購入でした。
今回のPHPポケットリファレンスはと言うと…内容的にはコマンドの書式、使用例、結果等、前回と変わりないリファレンスとしての機能はしっかりと持っていて、非常に充実した機能を持っていると思います。

個人的意見として、残念なのは、レイアウトと二色刷りにこだわりすぎたせいか、それが裏目に出ていて、ページを見た瞬間に理解できる、リファレンス本になっていないことです。

辞書やリファレンスとは、別の作業をする時に参照するものであって、読み物ではない。クロ抜きに白地の書式やシマシマのボーダーの上に書かれたコマンドの見出し、段組みから外れた結果表示など、目を楽しませる(目を迷わせる)ようなおせっかいは必要ないと思います。
また、紙質がグレードダウンされているようで、前回の版よりめくりにくいのも、残念に思います。

内容はPHP4,5をしっかり網羅していますし、使用例もシンプルで理解しやすいよう腐心されています。
内容がよいのに非常に残念に感じました。
非常に辛い感想ですが、そう思うので仕方ありません。
マジ、残念です。